グルコバイの画像

グルコバイは糖質吸収抑制機能を持つ糖尿病患者向けの薬です。小腸の粘膜にあるグルコアミラーゼという酵素の働きを抑えることで、唾液などに含まれるアミラーゼを阻害するという仕組みになっています。そんなグルコバイの用法などを紹介したいと思います。

グルコバイの研究とジェネリック医薬品の開発

グルコバイは糖尿病の薬として研究開発され、日本やヨーロッパで医薬品の承認を受けています。糖尿病には先天的な異常のせいで発症する1型糖尿病と、糖分の摂取量が多すぎるために起きる2型糖尿病があります。グルコバイは2型糖尿病に有効とされていますが、この薬だけで治療するわけではなく、食事療法や運動療法の補助として用いられます。主成分はアカルボースと呼ばれる糖類の一種で、1970年代から研究が始まりました。この成分は炭水化物をグルコースに分解する酵素の働きを阻害します。グルコースは腸壁から吸収されて血糖値を上昇させますが、グルコバイを服用すれば吸収速度が緩やかになります。
以上のような性質があるため、グルコバイは食事の直前に服用しなければ意味がありません。食事中に飲めば間に合う場合もありますが、食後しばらく経ってから大量に飲んでも効果はありません。逆に食事をしなければ、薬を飲む必要はありません。なお他の血糖降下薬を併用していると、血糖値が下がりすぎて副作用を起こすことがあり、注意が必要です。
グルコバイには同一の成分を含んだジェネリック医薬品があります。ジェネリック医薬品は成分は先発薬と同じですが、多額の研究開発費やライセンス料を支払う必要がないため、先発薬よりも低コストで製造することができます。一般には海外から輸入される場合が多いのですが、グルコバイのジェネリック医薬品は日本のメーカーでも製造しています。そのかわり、薬価は先発薬より極端に安いわけではありません。効能はどれも変わらないので、利用しやすい製品を選ぶと良いでしょう。ただし他の薬で糖尿病を治療中の方は、医師に相談する必要があります。