グルコバイの画像

グルコバイは糖質吸収抑制機能を持つ糖尿病患者向けの薬です。小腸の粘膜にあるグルコアミラーゼという酵素の働きを抑えることで、唾液などに含まれるアミラーゼを阻害するという仕組みになっています。そんなグルコバイの用法などを紹介したいと思います。

グルコバイに関するイエローレターとパルスィート

製薬会社が厚生労働省からの指示に基づき、医療従事者や一般国民に提供する緊急の情報をイエローレターと呼んでいます。ドクターレターやイエローペーパーも同じ意味です。すでに発売されている医薬品に重大な副作用が見つかった等、急いで知らせなければならない情報があるとき、イエローレターが発行されます。その名のとおり黄色い紙に赤い縁取りをして、黒く大きな活字で印刷されるのが特徴です。またイエローレターは医療従事者に配布されるほか、製薬会社のホームページにも掲載されます。
グルコバイについては2002年に、重篤な肝機能障害に関する注意喚起が行なわれました。1993年の発売以来、グルコバイの副作用による劇症肝炎で、少なくとも5人が死亡したと見られています。パーセンテージとしては極めて低いものの、体調の変化を感じたら服用をやめ、医師に相談することが推奨されます。グルコバイの重大な副作用としては、ほかに低血糖や腸閉塞、高アンモニア血症などが挙げられます。
グルコバイは消化酵素の働きを抑え、糖分の吸収を阻害する薬で、糖尿病の治療薬として用いられます。一方パルスィートはアスパルテームを主成分とする人工甘味料です。アミノ酸を原料とし、糖分を含まないため、血糖値が高い人の健康管理に適しています。グルコバイの効能はパルスィートの成分には影響を及ぼさないため、一緒に使用しても相互作用はないと考えられます。ただしパルスィートは砂糖の代用として甘味づけに使われますが、グルコバイを服用してさらに血糖値を下げると、低血糖でめまいや失神を起こす可能性があります。グルコバイを服用するのは、原則として食事療法でも血糖値が改善しない場合に限られます。